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菱餅の色

 今日はひな祭り。 クリスマスやヴァレンタインデーみたいに商売っ気に毒されていない、女の子だけの静かなお祭りといった風情だろうか。 近所の神社に母親や祖父母と思しき老夫婦に手を引かれてお参りする女の子の姿を何組か見かけた。 

 ひな壇に飾られる菱餅について電車の中で面白い話をきいた。
「次男のうちのひな壇の菱餅は上下が逆さまだ。まったく最近の若い母親は世間知らずで困る」と憤っているお婆さんがいたのだ。
 菱餅の色は通常は上から赤・白・緑の三色なのだが、この色の組み合わせは、時期的に白い雪の下には草の緑が芽吹いており、上には桃の花が咲いている様を表している、という。 次男坊の家の菱餅は「白い色が上になっていた」というのだ。

 職場で、この話をしたところ、中には緑が真ん中(上から赤・緑・白)だったりするのもあるという。 雪をかきわけて草の緑が芽吹いてきた早春の風景なのだ、という。 あるいは、白が一番上(上から白・赤・緑)のものもある。 上の白は春霞の白だという。

「人形屋さんによって違うんじゃないですか?」
「うちの旦那の実家のほうでは、黄色と白がもうひとつ混じって5色の菱餅ですよ」

 など、たかが菱餅ごときで、かなり盛り上がってしまった。

 要は3月(旧暦では今の4月)頃に雪が残っているか、どうか?という地域性がこの菱餅の色の組み合わせに反映されているらしい。という結論に達したのだが 「本当に日本の文化は奥深いものがあるものだ。」と感心していたら、

「せっかく、ここまで盛り上がったんだから人形屋さんに確かめてみましょう」

ということになった。
恐る恐る某人形屋さんに電話をかけてみると、結論としては、どういう色の組み合わせでもいいらしい。
元々は、ひな壇に草もちと紅白のもちを一緒にお供えしたなごりであり、たまたま、京都の和菓子屋さんの老舗で最初に作られた菱餅が、上から赤・白・緑だったので、それが広まったのではないか? という。 最近は本物の菱餅をあげる家庭が少なくなったのが、残念です。 とのことだった。

 それにしても、なぜ、餅ををあんな風に菱形に成型しているのだろうか? そのいわれについては、誰も「?」だった。

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