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本当のサムライたち

 サッカーのワールドカップは日本の決勝トーナメント進出がほぼ絶望的となった。川口の写真ばかりがスポーツ紙を飾り、相変わらずの決定力不足、高原のプレー(顔?)を見ていると点が取れそうな気が全然しないのは私だけでしょうか?(昨日の敗戦の後にも笑顔で「次にブラジルと闘えるのは嬉しい」なんて言ってたヨネエ・・・) よしんばブラジルに勝つことはあっても2点差以上の差をつけられるか?というとねえ…。 まあ、結果論だけど、クロアチアと引き分けたのは大会前の目標だから素晴らしい事。 オーストラリアに2点差で負けたことがすべてだわな。 「サムライブルー」などとは名ばかりのサムライたち。 オーストラリアのヒディング監督は「日本はいざとなると腹を切る覚悟で来るから恐ろしいよ」と日本戦の前にコメントしていたが、今のジーコジャパンには、そんな昔ながらのサムライと呼べるのは欧州暮らしが長い中田くらいだというのが皮肉にも寂しい。 

 そんなことよりもラグビーの元日本代表監督の宿澤広朗さん(三井住友銀行取締役執行委員。享年55歳)の訃報に接したことがショックで、久しぶりにキーボードに向かう気になった。

 宿澤氏は熊谷高校ラグビー部時代にスクラムハーフとして2度花園にも出場し、早稲田大学政経学部に進学後もラグビーを続け、現在のレベルとしては多いとはいえないが日本代表キャップも3を数える。 氏が素晴らしいのは住友銀行でも立派な仕事をされて取締役まで上り詰めたことだろう。  

 日本代表監督として初めてのテストマッチ。 忘れもしない1989年5月28日、今日のように蒸し暑かった秩父宮の緑の芝生の上でスコットランドから28対24と歴史的な勝利を収めたことは、いまだに神がかり的な奇蹟だった、と思うし、現在のジャパンのていたらくぶりを見ると、今後永遠にIRB創立8協会(イングランド、ウエールズ、スコットランド、アイルランド、フランス、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ)に勝利することはないだろう、と考えると、この試合に立ち会えた自分はかなりの幸せものだったかもしれない。 ノーサイド後のアフターマッチファンクションのとき、乾杯の後、ジャパンの何人かが、そのままバタバタと会場内でへたり込んで寝入ってしまった、という後日談をきくと、あの時桜のジャージを来ていたジャパンのスコッドたちがどれほど自分の体力の限界と闘い続けていたのか? そうでなければ世界のトップレベルのチームに伍していくことはできないんだ、と感じたものだった。 まさしく肉を切らして骨を断つ、本当のサムライたちが1989年5月28日の秩父宮を縦横無尽に駆け巡っていたのだ。

 まあ、森嘉朗前首相のようなラグビーをやっていた経歴を隠してしまいたいような御仁もいるけれども、最近ではユニクロとロッテリアの社長を務めた玉塚元一(慶応ラグビー部OB)など、ラグビー経験者で企業のトップになった方は結構多い。 宿澤氏の様に二足のわらじを履いて、その両方で結果を出したというのは本当に凄い事なんだ、と思う。早く住友銀行を退職されて低迷ジャパンにカツを入れるために戻ってきて欲しい、と願っていたのだが・・・無念。 合掌・・・。

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