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特別席で花火を楽しむ

 近所の糠田運動場というところで第5回こうのす花火大会が開催された。
 幸いにも、心地よい風があり、思ったよりも快適に花火が楽しめそうである。冷蔵庫に前夜から冷やしてあるプレミアムモルツを6缶、クーラーボックスに入れて、歩いていると、「おや、たまみやんさんではないですか?」と声がかかる。振り返ると、生涯学習センターの副館長さんが立っていた。
「こんばんわ。今日もお仕事ですか? ご苦労様です。」
「いや、ここの駐車場が協賛者のみなさんの駐車場になっていますし、ご覧のとおり、見物場所としても、結構穴場的人気があるようなんですヨ。」
 確かに、駐車場以外の場所には、ビニールシートが所狭しと敷かれ、多くの家族連れが花火を楽しんでいる。打ち上げ会場までは、直線で1キロくらいだろうか。確かに、花火も音も十分に楽しめるし、何よりも車椅子のかたやお年寄りの人にとっては、土手の坂の昇り降りは確かにきついだろう。 ここならば、身体障害者用のトイレもある。
「ここは公民館でしょう? ビール飲んでる人がいますけど、いいんですか?」
「去年は、飲食はご遠慮ください、って厳密に注意したんですけど、土台無理な話です。今年はゴミの持ち帰りと午後9時30分には閉鎖しますので深酒しないように、ということだけお願いしております。 地域に開かれた公民館ですから…、はい」
「そうですか、じゃ、ワタシもここに座らせていただいてよろしいでしょうか?」
たかが6本のビール缶の重量だが、やけに肩に食い込んでいる。 ここで1、2本空けてから、土手の上に移動しようか、と思った。
 副館長さんにも、一缶勧めようか?と迷ったのだが、さすがに名札をつけてビールは飲めないだろう。 あとで焼きそばでも買ってきて差し入れでもしよう、と遠慮なくキンキンに冷えたプレミアムモルツを喉奥に流し込んだ。 ここのところ、家では芋焼酎のオンザロックなのだが、やっぱり花火大会、外で飲むならビールだわね。
 副館長さんのアイデアとかで、センターで見物している人たちにも会場の雰囲気を楽しんでいただこう、とかで地元のフラワーラジオというFM放送の花火大会実況中継を大きなボリュームで流していた。
 風のせいで、煙が流れて、花火の輪郭がくっきりと夜空に浮かび上がる。音も、多分、センターの建物に反響してくるためか、かなり迫力がある。 あまり疲れない程度の首の傾きで花火を楽しめた。
 一缶目を飲み終えて、土手の方へ移動しようと思っていると、副館長さんがニコニコしながら、「たまみやんさん、今日は特別席を用意しましたので、ご案内しましょう」という。
 いつもは開放していない2階のバルコニーを特別に皆さんに開放しているのだと言う。たった一缶のビールで酔ったわけでもないが、「特別」という言葉にフラッと来て、階段を上り、狭い鉄製の扉を抜けると15メートル四方くらいの平らな屋上に出た。そこでは、カップルや家族連れ、お年寄りの夫婦など、ざっと30人くらいの人々がのんびりと花火を楽しんでいた。
「手すりが低くて、小さいお子さんには危険なので、普段は開放していないんですけど、お子さんから目を離さないように十分に注意することを約束していただいて、今日は特別に開放してみたんです。皆さん、とても喜んでいただいていますので、来年は椅子とテーブルをご用意してみようかな、と考えています。地域に開かれた公民館ですから。 まあ、ワタシが来年もいたら、という前提にはなると思いますか…」
 確かに一段と眺めもよくなり、風も心地よい。打ちあがる花火のはるか後方、どこのものかは知らないが別の花火大会のものだろう、かなりハッキリと花火の打ちあがるのが見える。 また、近くの田間宮小学校の校舎の窓ガラスが鏡のように花火を映して、それはそれなりに面白い光景に思えた。
「済みませんが、こちらは屋外なのですが一応、建物の敷地の中ということで、アルコールはご遠慮いただいております」ということだったので、副館長さんが市民のかたから差し入れていただいたという、緑茶のペットボトルをおすそ分けしてもらった。
 結局、僕はそこが気に入って、最後まで、そこで花火を楽しんでしまった。
「花火大会が終わると、もう夏が終わっちゃったような気分になっちゃうんですよね。」
最後の花火を見届けてから、後ろで副館長さんがポツリとつぶやいた。う~ん、吉田拓郎の「祭りのあと」の気分だね。

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健康診断な一日

今日は本来は休暇だったのだが、健康診断のため、バリウムを飲んだ。
昔から回転系は嫌いなのに、あんな不味い物(それでも一昔前に比べたら、月とスッポン、随分とイケル味にはなってきてるけどね)を飲まされて、NASAの訓練みたいなことをさせられるのだから、結構、このシーズンになると気分が憂鬱になる。
さらに、去年と比較して
身長が2ミリ縮んでしまった。
体重が4キロも増えていた。
視力が両方とも1.0から1.2に回復していた。(ゲッ?老眼の始まりだろうか・・・)
などの変化があった。
体重は、実は自分のベスト体重と思われる72キロになったので、ま、いっか~、なのだが、まさか体重が増えたので、重力によって身長が縮んだのだろうか?

で、健康診断が終わって、いよいよ、遅めの休日のスタートである。
しかしながら、バリウムを対外に排出するための下剤を飲んでいるので、あまり、遠出もしたくない。とりあえず、昨夜の10時からなにも飲食をしていないので、なにか食べなければ、とは思って見ても、胃袋の中のバリウムによって、大して食欲もない。とりあえず、車に栄養をとらせるために、スタンドへ向かった。
セルフのスタンドで、かつ会員カードを使ったので、一般の人よりもリッター当たり5円安いのだが、給油後に、スロットマシンのゲームがあって、なんと、さらにリッター5円の値引きとなった。 これまでも2円というのはあったが、宝くじで3億円!なんていうのにはほど遠いが、結構、うれしいものだ。 おかげで、ハイオクをリッター135円で入れることができた。鴻巣市近辺、というか埼玉県内は他県に比較して、ガソリン代はかなり安い感じである。 

ここでお約束どおりに便意をもよおしてきたので、一気にことを済ませて、さて、気分ヨク、自分の腹ごしらえの番になったが、この前、お隣さんから伝え聞いた、お隣の行田市にある丸信ラーメンに、行くことにした。行田市と言っても、熊谷市に近い国道125号バイパス小見南交差点にほど近いところで、僕が行ったのは、昼の営業時間の終了間際だったが、 自分以外は休日ではない、平日なんだ、という思いが、見事に崩れるほど店内はけっこう込んでいた。
この、お店のユニークなのは、まず、土足厳禁であることである。そして、作っているのが隣近所のオバサンといった風情の5人のおばさんたちである。よく、秩父のほうに行くと、農家のおばあちゃんたちだけが集まって、饅頭をふかしていたりするお店があるが、まさに、そんな感じである。
ともかく、ラーメン屋に行って、ラーメンを食べなければ始まらないので、ラーメン(550円)を注文する。 いや、今日は特別の日だ。 なにしろ、昨夜から16時間もバリウム以外なにも食べていないのだ。 お客さんの大半はギョーザを食べているが、僕はギョーザはあくまでもラーメンの前菜ではなく、冷たいビールのおつまみである、というポリシーをもっているので、やむなく、というか、お決まりのチャーハンを追加した。Kc350006
このチャーハンが変っていて、量はそれほどないのだが、なにか漬物(高菜かな?)の刻んだ物が隠し味となっていて、上に乗った紅ショーガともども「美味い!」 ラーメンを頼んだからなのか、スープがついていなかったが、いかにもお手製、といった感じのタクアンがついていた。(これがまた美味い!)
さて、チャーハンを食べ終わったタイミングで、ラーメンが登場。 噂にはきいていたが、スープが澄んでいる。 あまり脂が浮いていない。 そして、具はチャーシューだけだが、麺が見えないほど刻んだネギが表面一杯に浮かんでいる。面は中太の手打ちの縮れ麺。箸にとった瞬間、「美味そう!」と感じたが、好みの問題もあろうが、僕には少し、柔らか過ぎる。見た目で期待したほどモチモチとした触感がない感じだった。
スープは一口すすると「干ししいたけ」の風味が口の中一杯に広がる、極アッサリ系のしょうゆ味である。 結構、癖になる、というか、何杯でもスープをお替りしたくなる感じだ。
ラーメンを半分ほど食べたときに、「これ、どうぞ。」といって、豪快なモロキューが3本載った皿を出してくれた。 どのテーブルにもあるので、サービスなのだろう。 この味噌がまた、泣かせる味だった。

家に帰ってから、少々、晩酌には早いが、プレミアム・モルツで一人で乾杯して、一日を振り返った。 最近、ビールはこれにハマッテイル。 山崎に日本初のウイスキー工場を作り、サントリーの基礎を築いたのが、ニッカウヰスキーの創業者の竹鶴政孝であることは、有名だが、もうひとつ、彼の功績は、山崎工場の樽の中で、後に「ホワイト」と呼ばれるウイスキーが長い眠りに入っている間、サントリー(当時の寿屋)が買収した横浜のビール工場の技師として、サントリービールも世に送り出したことだろうな。(これは独り言です) 

う~ん、健康診断は終わったものの、昨日までの摂生はどこに行ったのか? 後は結果が出るまで、思う存分、浮世を楽しみ不摂生しましょうぞ。

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いちご屋 おぬしもナカナカやるなあ・・・

 もう、イチゴのシーズンは終わってしまったものの、お隣の吉見町から北本市にかけて伸びる通称「イチゴ街道」(といっても、私はそう呼んでいるだけで、あまり他の人が言っているのを聞いたことがない)には、人も商品もない販売所が次のシーズンまで、静かに並んでいる。 
 実は、ここの看板が、実に面白のだ。 なんで、こんなに楽しい看板がズラリと並んでいるのか・・・、きっとこの辺のイチゴ農家の人は、楽しい人たちばかりなのに違いない。

では、その強力なラインナップを・・・(写真はクリックすると多少大きくなります)

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「いちご栽培40年プロの味」 

 いいですねえ。 まあ、プロとアマの分岐点が何年くらいなのかは、ともかくとして。 「牛丼一筋80年」だった吉野家が、一筋でなくなってしまいましたから、頑張ってほしいですね。それにしても、いつ「50年」になるのか気になってしまいます。

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「秘伝」ではなくて「肥伝」です!

 ウナギ屋や焼き鳥屋のタレのように、継ぎ足し継ぎ足し、肥料を作っているのでしょうか? こうなると、もう肥料も芸術品の域に達してしまいますね。 何か賞をあげたいような絶妙なネーミングです。いやあ、参った!

 

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「甘さ 究める」

あくまでも、「極める」のではなくて「究める」というのがミソですねえ。 「いちご」のことを言っているのだと思いますが、読み方によっては、「宅急便」を究めているみたいにも・・・ で、使っている宅配業者が、○○急便や、○○パックだったりして・・・
 

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「がんこ親父の作った苺」

気迫がこもっていて、いいですねえ。
星一徹みたいな親父さんが「日本一甘いいちご養成ギブス」を考案して栽培しているのに違いありません。
「どっちの料理ショー」の「本日の特選素材」で取り上げて欲しい、と感じてしまうのはワタシだけ?

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ニューフェイス誕生?

いちごは果物ではなくて、野菜だって知ってました?
初めて見たときは、「いちごトマト」という新しいトマトができたのかと思って、思わず、急ブレーキを踏んでしまいました。

 実は、かみさんの実家が、吉見のイチゴ農家(今回ご紹介した中にはありません)だから言うわけではありませんが、吉見のイチゴは美味いっすよ~! 是非、次のシーズンには、みなさんもお出かけください。 

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走れ、走れ

 日本代表監督に決まったようなオシム。「走れ、走れ」でJEF千葉を率いて強豪チームに仕立て上げた手腕を買われたらしい。まあ、サッカーの世界では、結果が出なければ監督の首の挿げ替えなど日常茶飯事であるから、驚くことはないのかもしれないが、結構、この「走れ、走れ」は昔ながらの日本のサッカーの練習のような気がする。

 昔々、ロッテオリオンズが弱小球団だった頃、金田正一が監督になって、キャンプで走りまくって優勝しちゃったことがある。ついこの間も、大学ラグビーで関東学院が早稲田を20vs3と圧倒して、久しぶりに勝利したが、これも「走るだけ」の練習を週3日、ひたすら繰り返した結果だという。 「世界一になりたかったら別の監督を探してくれ」とはオシムらしいものの言いようだが、「走れ、走れ」だけでは確かに世界の頂点には立てないだろう。

 今日、昔のスクラップを整理していたら、結構面白いものが出てきた。先の日韓ワールドカップ後に監督になったばかりのジーコのコメントだ。
 「ブラジルには勝っているチームをいじってはならない、という鉄則がある。日本は先にこれ(選手交代)をやってしまった。ワールドカップで勝てるはずがない。」とトルシエの戦術を批判した。(でも、今回の大会でもジーコ自身がこれをやってしまって、結局、勝てなかったんじゃない?)
 でも、そのあと、ジーコはこうも言っている。
 「Jリーグができて、まだ10年だ。ブラジルがワールドカップで優勝したのはプロリーグができて30年も経ってからだ。あせることはない」と。

 4年間走り続けて、次回のワールドカップがどうなるのか、楽しみだな。

 それにしても、「ワールドカップって、まだやってるの?」とか「優勝何処だったの?」という人が結構、私の身の回りには多いのです。
 「日本人は継続性が乏しい。だから流行に敏感なのだ。サッカーのワールドカップも日本人の多くにとっては単なるイベントに過ぎない。日本が負ければ、大多数の人の関心はなくなってしまうだろう。だから、ワールドカップのときの異様な盛り上がりに比較してJリーグは人気が低迷している。Jリーグが毎年、観客動員数を増やし続けるような盛り上がりを見せない限り、日本がワールドカップのベスト8以上に勝ちあがることがないだろう」誰のコメントか失念したが、同じスクラップに走り書きしてあった。

 え? 中田が引退だって? 燃え尽きたのか~。 それとも、走りたくなかったのかなあ・・・。

 

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