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こいつは張るから延期がいいわえ・・・

さびしさに 何とはなくて 来て見れば
         うれし桜の 花ざかりかな
                    (御神籤第四十一番)

謹賀新年で・・・ス。

 他の地域の人は判らないけれども、大晦日・元日となんと穏かな日和だったろうか?
「初春」というのは確かにこういう日に当てはまるのかもしれない・・・。多分、「小春日和」というのも今では11月の頃のことを指すけれども、旧暦でいえば、今くらいの見当でいいのではないかしらん。

 我が家の菩提寺に除夜の鐘を叩きに行ったら、前には一人しかいなくて二番目(正確には息子が先に叩いたので三番目)だった。甘酒やみかんをご馳走になるのも早々に、その足で氏子に名を連ねる地元の神社に初詣に出かけると、先乗りの二人組がいて、またしても二番目だった。でも、あまりの寒さに耐えかねたのか、先乗りの二人は午前零時になる前に、お参りを済ませてしまうフライングで、こちらは一番になった。などと極めてローカルな競争社会のことで新年早々の話題にするのもかっこ悪い。

  本来は、我が家の神棚にお参りし、続いて外宮(ウチは代々商家ではないのに20080101_01、何故かお稲荷様が庭に鎮座している)にお参りしてから、地元の鎮守様である神社に詣でるのが順番としては正しいのだと思うのが、こういう時は、にわかに江戸っ子気質になってしまう。てやんでえ、べらぼうめ!こちとらセッカチなんでえ!

 家に帰ると、10歳になる息子が「なぜ、テレビで映ってる神社みたいにたくさん人がいなかったのか?」と質問するので、我が家の神棚と外宮にお参りした後に、とりあえず、鴻巣市内で一番初詣客が多い鴻神社(こうじんじゃ)に出かけてみた。

 面白いもので、街中や道路はひっそりとしているのに、神社の周辺とつながっている道路だけは、すごい賑わいである。時刻は午前1時20分頃だったが、案の定、神社の外まで行列が続いている。風もなく、屋台のはだか電球の明かりが温かそうに感じられたが、実際はかなりの冷え込みであった。まあ、明治神宮や川崎大師のように、いつまで待っても行列が動かない、いわゆるゴールデンウィークの高速道路状態ではないものの、本殿の前まで行くのにかなりの時間がかかった。

 しんしんとする寒さに耐えて、牛歩をしながら待つこと40分。賽銭箱まであと3人というときになって寒い中、賽銭箱の向こう側で御幣を左右に振って参拝者をお払いしていた神主さんが、午前2時の時報と共に、どこかへいなくなって(ヒョットしてパートの神主さん?)しまった。途端に、二人前に並んでいたヤンキー風の茶髪のお姉ちゃんが、「あ、神主いなくなったから、10円玉にしとこうか」と手にしていた100円硬貨を財布に戻していたのには苦笑を禁じえなかった。あんな格好していても、見栄とか羞恥心があるらしい。

 行列に並んでいる以上、手水所で手や口を清めることもなく、本来、踏んではいけない神社の参道の敷石の真ん中の列の石を踏んづけちゃったりで、かなり後ろめたい気持ちで参拝を終えて、お札を求め、オミクジをひいてみたら、「大吉」であった。

 一昨年が大凶、昨年が吉平であったので、三段跳びで上り詰めた感じである。「こいつは春から縁起がいいわえ~」三人吉三巴白浪の決め台20080101_02詞ではないが、おかげで、暇そうにしてた赤物と呼ばれる鴻巣の特産を扱っていた屋台のお兄ちゃんに値段交渉をすることもなく、言い値で真っ赤なネズミの置物を買い求めてしまった。これすべて「大吉」のなせる業である。

 気がついたら、一部始終を見ていたらしい、マイカーのディーラーの社長が後ろに立っていて、
「たまみやんさん、もうオデッセイも12年目ですし、大吉の出た今年こそ、新車なんてどうですか~? インスパイヤお安くしときますよ~!」

 う、う~ん、新車か? でもこの前車検したばっかりだしなあ・・・。ふと大吉のオミクジを見ると、「商売」のところに「物の値変動あり」とある。

 「こいつは(値が)張るから(買い替えは)延期がいいわえ~」とわけもわからぬ大見得をきって、ポカンとしている社長を残して、さっさと帰って参りました。

そのほか
「願事・・・心ながく思うてせよ 叶いましょう」
「待人・・・おそけれど来る」
「失物・・・高い所にあり」
「旅行・・・出発は吉日をえらべ」
「学問・・・安心して勉学せよ」
「相場・・・上昇する 利あり」
「争事・・・自己を戒めよ 勝つ」
「恋愛・・・愛を捧げよ倖せあり」
「転居・・・さわぐな」
「出産・・・精神を安定すれば安産」
「病気・・・日頃を気をつけよ」
「縁談・・・出来るところを短気のためにやぶれることあり」
とある。

 ちなみにオミクジは大吉が出ても大凶であっても、今後の自身の戒めとするため、そのまま持ち帰り、常に携帯するべきもので、決して神社の木の枝などに結び付けたりしてはいけないものです。結構名のある神社でも、むやみやたらと枝に結びつけたりされないように、あえてオミクジを結ぶためのコーナーみたいなものを作っていたりしますが、本末転倒だと思います。大凶を携帯するのはともかく、「大吉」まで神社に置いてけぼりするのはちょっとちょっと、でしょ!やっぱり。

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